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2015年03月のお知らせ
2015.3.28[Sat] 枕に関してのコメント
 私、白崎邦彦は当社の枕を担当しています。会長から引き継いでかれこれ10年近くオーダーメイド枕「アルスピロー」を作ってきました。結論から申し上げますと、枕一つで首凝り、肩こり、痛みなど、頚椎に関わる現象は改善できることが解りました。

 人間の生理現象の総合的な観点から、枕の基本を決めています。ところが一人一人現れている現象は、違っています。この現象を見極めることが重要です。大変難しい方がご来店いただくときは、四苦八苦することがあります。どうすればよいのか。自分のこれまでの経験と勘とで、何度も調整を繰り返して改善に到達します。

 昨年枕ではなかったという最終結果がありました。この方の枕の調整は、半年ほどで9回ほどしてきました。考えた結果その痛みは、最終的に枕以外による高さの不具合の問題ではないという結論でした。そこで敷布団の問題ではないかという結論になりました。以前から敷き布団の沈み具合を聞いていましたが、それほど沈まないというお返事です。そんな中、最後にお願いしたことは、毛布を半分に折り、背中から下の部分に、敷いてもらった結果、改善の兆しが見えてきました。

 その方の診断として、後頭部が他人より出ていました。しかもストレートネックという枕の調整では大変難しい頚椎の形なのです。その現実から枕の高さを見極めると、ほとんど仰向けの高さは10ミリ程度となりました。しかし身体の重みで沈んだ深さにより頭があがってしまうという不具合により、痛みが消えなかったいという結果がわかりました。

 一般的に80パーセントの人は、それほどの問題があるわけでもありません。数パーセントの方が、重度の頚椎症により大変なことになっています。でも枕ひとつで改善の方向に向かうことが出来ることを実感しています。枕って非常に重要な道具です。
 
 最近、枕の基本から外れたものが数多く販売されています。その結果首凝り、肩こり、更に頚椎症が重くなってしまうという現象は、私の33年のふとん屋の経歴からどうしても許し得がたいと思っています。

 睡眠は人間の生命維持にとって重要なものです。知識不足により睡眠を阻害する寝具を売り続けている現社会は、専門家として憤りを感じます。睡眠障害を改善するのが寝るための道具です。販売にあたりその事を十分研究していただき、良い寝具を提供していただければと思っています。
 特に枕と敷布団の購入時には、素材、形、弾性という重要な要因を頭に入れて、購入することをお勧めします。読んでいただけて光栄です。日ごろ疑問に思うことがありましたら、お尋ね下さい。

経営責任者白崎邦彦

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