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第6回 革枕 |
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【 革 枕 】 革を主材料とした枕で多くは染色した革の枕側の中に詰め物をした丸形(坊主枕)、角形、平形、楕円形、安土形(骨組がある)などがある。また、角形の木箱に革を張ったもの、箱にふたをつけ、錠をつけて貴重品入れ兼用としたもの、朱漆をつけこれに金や黒漆で縁起のよい図柄や文字を入れた高級なもの、箱枕や撥枕につけるくくり小枕、飛脚枕(枕付胴乱)などがある。昔は中空の革枕は遠くの音も聞えるとして珍重された。漆画韋枕(うるしえなめしかわまくら)は中国の「魏武上雑物疏」に漢の献帝御物としてある(韋枕は革枕のこと)。また中国では昔、牛の革で箙(えびら)を作り、戦場でこれを枕にすると人馬の声がよく聞えたとしている。 毛皮(羊皮など)を枕側としたものがあるが数は少ない。 |
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【 革 枕 】
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